野球道~野球痛快小説~

漫画展開の野球小説書いています。

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クソ生意気なルーキー 「11」

 今日は金曜日だ。

 昨日は結局、2時くらいまで言い争いをしていたので、疲労困憊だ。

 思い切り、寝坊をして咲和には置いていかれてしまった様子である。

 珍しく朝、向かえに来るのだなと感心をした。

 あ、そういうえば久保とキャッチボールをした事、言うのをばっくれていたから聞きにきた可能性が高い。

 あくびをしながらスマホを見るとLINEは入っていない様子である。

 その変わりに、奈美ねぇに心配をされているメールが着ていた。

 ふと、オヤジの事が頭によぎったがオヤジはよくあれで元気に出勤できたもんだねえ。

 現役は頭の回転がはやいこと。昨日は竹刀でバシバシ殴られたよ。

 向こうは向こうで体力いるだろう。と変に関心してしまう。

 ああ。殴られたところが痛い。眠さとミックスをして返ってハイテンションになっている。

 どーせ。遅刻なのだろうし、ゆっくり歩いていくべー。と思いまだ一週間もしていないうちから遅刻をする事になった。

 一駅分の距離を歩いて学校へ向かったのである。


「すいません。遅刻しました」



 教室に入り開口一番こんな具合であった。

 中学の時と同じ態度で入った。初日も終わったので良いだろうと思う。

 クラスメイトにも爆笑される。

 咲和がいなくてよかったが、いないのもいないで寂しい気がしてきた。

 なんせ、9年間もクラスが一緒だったからだ。

 今まではここで終わったのがこれからが高校の洗礼を食らう事になる。

 まずは先生の容赦ない説教。

 これにはセンコーと死語を使いたくなる。

 今、いないよね? センコーとか言う子は。



「おいっ! 片岡、何だ。その開き直りは」

「謝ったじゃないですか」

「謝ったってな。ここは、義務教育じゃねーんだぞ」



 ハッしまった。

 という事は内申点にダイレクトで響くという事だ。

 背中に大量の汗をかき、焦り始めたがもう時すでに遅し。

 先生はカンカンに怒っていた。

 どうにか初犯ではるという事で、その場は収まったが次はないと思えと言われた。

 クソッ、高校生になったら遅刻もできないのかよと嫌になった。


 午前中の授業が終わり職員室に呼びだされていたので、職員室に行ったら案の定、遅刻の説教であった。

 これにはさすがに堪えた。説教の上にまだ説教があるのかよという具合であった。

 挙句の果てに明日からこなくてもいいんだぞと言われたがこの年で無職は恥ずかし過ぎるので、通う事にしてどうにか一命はとりとめた。

 ここは学校という名の刑務所だというくらい思う。

 よく、他の奴らは、遅刻しないよなと思う。


 だが優しいところは昼休の時間はくれるというところである。

 あくびをしながら中庭で学食おラーメンを急いで食べた。

 さすがに今日は時間を守った方が良いなと思い急いで食べたので味もあまり分からなかった。

 好物のラーメンではあるが、飲み干してしまった。

 同級生からは既に遅刻第一号を認定されてしまい、あだ名が遅刻君となってしまった。

 まあ、別に遅刻くらいどうってことないから良いんだけれどもよ。

 だがセンコーどもも、誰一人分かっちゃいない。

 野球をやるから別に成績なんてどうでもいいんだと説明をしたのだが、家のオヤジみたいな様な事を言いやがる。

 ここは甲子園常連高校じゃあないの。君ほどの選手なら甲子園常連にでもいけばよあかったんだよ。と嫌味をさらりと言われた。

 成績はどうせ期待できないので留年しない程度にやっておけばよいので、こんな事をいうセンコーどもの授業は受けたくないと思ったので、授業妨害しない程度に適当にやった。

 科学など実験をするものは危険なので、全力を注いだがそれ以外は寝るか、教科書に落書きをしているかである。

 さすがにスマホはまずいので、授業中にはやらない。

変化!!

このブログについて重大な変化がありました。
野球道小説でGoogleとYahoo!にて検索をすると、引っ掛かるようになりました。
拍手ぅ~。
これからも書いていくエネルギーになりますので何卒よろしくお願いいたします。

二人の父親 「10」

「座りなよ。何か入れてくるから」

「ありがと」


 奈美ねぇと話すときには若干素直になれる。

 ただ、下が騒がしい何か、話題がこちらに向いている様である。

 まあ、年相応の娘の部屋にこんなに遅くに、お邪魔するんだ。

 無理もない。適当に話しておいとまするか。



 奈美ねぇが水を持ってきて、戻ってきた。

 下の騒ぎが気になるので、顔を半分廊下に出した。


「ごめん。ごめん。家のお父さんが歩をこんな時間に部屋に入れるなっていうの」


 全くその通りだと思ったが、自然な流れで女性の部屋に入れるのだから、幼馴染という奴は怖い。

 あの父親が怒るのも無理はない。

 野球ではかわいがるくせに、こういうところでは、厳しいんだよな。

 あの父親は。

 奈美ねぇに似ず、がんこだし。


「あ……今、家のパパの事頑固だと思ったでしょ」

「う、うん」

「そこは素直なんだ」

「お、俺はいつでも素直だよ」

 不機嫌な上に奈美ねぇまで、茶化すとは最悪な一日だ。

「まあ、そういう事にしておいてあげる」

「こういう時に、咲和ならやりやすいのにな」

「私って意地悪?」


 ダメだ。咲和とは違う切れ込みでずばずばと心理を読まれる。

 ストレートに思っても斜め角度から物を言われるのは慣れていないが、咲和よりは全然、角がたたない者の良い方なので生半可、反論ができない。


大人しくなってしまうのだ。


「そういえば咲和ちゃん。元気?」

「あ! 奈美ねぇに伝えようと思ってたんだけれども、アイツは今じゃ野球部の監督やっているよ」

「え! 何それ本当? 凄いじゃない」

「すごくないよ……。こっちはやりにくくてしょうがない」

「えー。何で? リトルの頃は物凄い仲が良かったじゃない」

「あれは、過ちというかなんというかその……」


 奈美ねぇはクスリと笑って時計を見る。

 もう帰宅させねばいけない、時間帯だ。

 部屋のドアをノックする音がした。

 この状況はまずい、あの父親を怒らせると当分、ここへ来させてもらえない。

 ドアが最悪の状況で空いてしまった。


「どこの馬の骨とも分からん奴が! 不良学生め! 帰れ」

「どこの馬の骨はないでしょ。歩君よ。歩君」


 試しに奈美ねぇの部屋から急いで出てみたら、父親の態度がいつも通りに戻った。


「せっかくだから、泊まっていけよ」

「遠慮しておく」

「もぉう、パパったら」


 背中の方面から聞こえてきた、声音により一家が困っている顔を想像しながら、慌てて帰宅していく、はじめての経験だったのでパニックになったが余程、娘の事になると心配なんだろうなと一面を見て帰宅をした。

 どうもあの父親は奈美ねぇの部屋に男が入られるのを嫌うらしい。

 娘を持つ父親としては当然だ。後で謝罪するか。

 帰ってオヤジに謝るかと、考えられる余裕が出てきた。

 まあ。この時間じゃあ先に休んじゃっているかなと思う。


 家に帰宅をしたのが深夜000を回っていた。

 通常何もない日に帰宅をしたら怒られるだろうが、玄関の鍵もまだ開いていた。

 どうにか家に入れて貰える事には感謝をしていた。

 そうでなければ咲和の部屋から無理やり、自分の部屋に入らなければならなかった。

 だがあの母親の性格だ。

 LINEで咲和に連絡をしてしまっているかも知れない。

 そう考えるとしゃれになれないので今日のところはオヤジに謝罪をして、ゆっくりと休む事にした。

「帰ったか。田所さんのところから、電話が来てるぞ」

「連絡があったのか」

「こんな夜遅く、奈美さんの部屋に入ったそうじゃないか」

「間違いでも起きたらどうするのよ」


 ま、間違い!? 女性問題になるとどうも野球程信頼を得ていない様であった。

 商店街の有志は外見しか知らない為、信頼度がるようだが、両親の目はだませなかった。

 遅刻魔だし、成績悪いからな。

 唯一の悪いところをとっていけば。

 確かにTシャツとパンツ姿の女性の部屋にうかつに入るのではなかったなと反省をした。

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